バーチャスティックProマルチ化
1:はじめに
アケステが増え、場所をとりすぎていたためマルチ化にしようと常々思っていました。
そこで目星をつけたのがバーチャスティックPro。
ちょっとした改造で三和電子やセイミツの部品を仕込めるので、なかなかメンテ性はよかったりします。
このマルチ化ですがD−SUB端子のオスをアケステに、メス側を各コントローラーに繋ぎ、
それをドッキングさせて無理やり全部の機種で使えるようにします。
要は乗っ取りした配線を着脱可能にして必要なスティックの数を減らすという事です!
(アダプタの数は増えますが・・・)
画像がイメージです
2:準備
先ずは各々のコントローラーを用意。
そして他には基本ツールとして半田ごてやドライバーセットは必須。
部品は以下の物を使用。
・D−SUB25ピン
・D−SUBカバー
・タッパー(百均で十分)
・電子ワイヤー(0.5mmぐらい。被服が太いとやりづらいので注意)
・3mm径のネジとナット(D−SUB固定用)
後はタッパー加工用に電動ドライバー(ドリルつき)があると楽。
サターンはProにつながっていた配線をそのまま、360用は以前コントローラーから乗っ取ったものがあるので流用。
PSコントローラーは二個使用。
3:配線
そして配線なのですが、これをきちっとやっておかないと動かなくなったり、ボタン位置がおかしくなってしまいます。
キーアサインは、共通事項として十字キーとスタートボタンは全部同じ位置に。
肝心のボタンですが、この画像のように番号を振って機種に適した位置にしていきます。
そして下の画像のように各コントローラーのボタンを割り振ります。
・SS
ABCボタンを上、XYZボタンを下という配置に。
こうしないとダライアス外伝などボタン設定が出来ないゲームがやりにくくなるので。
・PS
何も変哲のない配置。
ゲーム内のオプションで配置を変えれるゲームが多いので問題はないです。
・360
これもほぼPSと同じ配置なのですが、LTとRTは接続がとても若干ややこしくなるため、
スティック押し込みボタンのLSとRSにボタンを割り振り。
※画像は無線コントローラーですが、実際に使用したのは有線コントローラーです
これを踏まえてD−SUBに接続。
端子の裏に番号が振ってあったので、それを参考に配線。
画像はメス側端子。
オス側は左右対称につけないといけないので注意。
画像のように番号を振っておき、各パッドに配線を割り振りしていきます。
配線割り振りはこのようにやったのでご参考までに。(テキスト形式)
上記のリンクにあるテキストを見ればわかるように、先に割り振ったボタンと配線割り振りが同じ位置になっていますね?
そう、つまりは・・・
D−SUBのオス(アケステ)とメス(各コントローラー)の配線ががっちり合わされば、
アケステ一台で数台のゲーム機に共用できるということです!
SFCだろうがMDだろうが乗っ取りさえ出来れば共用可能。やらないけどw
4:作成
配線を接続。
ボタンも変えて本体完成。
これに噛ませるアダプターも製作。
コントローラー基板を収めるタッパーは、あらかじめ穴を開けてD−SUB端子やケーブルの抜け穴を作ります。
こういうときに電動ドライバーがあれば作業がとても楽なので余裕があれば是非一本。
タッパーは絶縁してくれるし、おまけに単価も安いのでお勧めです。
SS用。
Proの配線をそのまま流用。
念心!
合体!
GO!アクエリオーン! え?違う?
それはそうとダライアス外伝起動。
この画像を撮った後プレイして初V’ゾーン突破という快挙を成し遂げましたw
360用。
アケステとの接続はこんな感じ。
配線は家庭用アーケードスティックスレwiki様の記事のこちらを参考に。
LTとRTはややこしいので断念。
上にあるボタンは、起動ボタン(別名:しいたけ)とBACKボタン。
Proではボタンが足りないのでタッパーの上に装着。
念s(ry)
またもや起動。
スク水もといエグゼリカ。
って見えないw
見た目に反して中身は結構しっかりしてます。
PS版は作業にすら入っていないのであげるのはまた後日・・・
5:まとめ?
とまあ、こんな感じにアケステを一台で共有してしまえばProもそう高い買い物ではないと思います。
機種ごとにスティックそろえると大変かさばってしまうので、その分のスペースも確保可能。
もちろんRAP等他のスティックでも応用可能なので、そうすればさらにスペースが確保できます。
数が減ればメンテ代も浮きます。
これで貴方のスティックは一生使いまわせます!
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